INFPが恋愛で沼りやすいMBTIタイプ5選

理想を大切にし、静かに深く人を想うINFP。
一見控えめでマイペースに見えて、その内側では繊細で豊かな感情が静かに渦巻いています。
恋に落ちたとき、その想いは一途で純粋。そして、相手の良い部分を信じ抜こうとする強さとやさしさを持っています。

けれどその“やさしさ”が、時にINFPを恋の沼に引きずり込んでしまうことも。
誰よりも深く共感し、誰よりも相手を大切にしようとするからこそ、自分自身を後回しにしてしまいがちなのです。

この記事では、そんなINFPが特に恋愛沼に陥りやすいMBTIタイプ5選を、リアルに&少し辛口に分析します。
「なぜこのタイプに惹かれるのか?」「どんなふうに沼ってしまうのか?」を知ることで、少しだけ自分の恋愛に客観的な目を持てるかもしれません。

あなたの“心が揺れた相手”は、どのタイプでしょうか?
ひとつずつ、一緒に見ていきましょう。


INFP × ENTP|自由な光に吸い寄せられて、気づけば自己犠牲

惹かれる理由

ENTPは知的で機転が利き、何事にもチャレンジ精神をもって人生を楽しむタイプ。
そんなENTPに、INFPは「私にはない生き方」「まぶしすぎる自由」と憧れを抱きます。

特に、ふとした瞬間に見せるENTPの繊細さや寂しげな表情に触れたとき、「この人は本当は誰にも見せていない顔を、私には見せてくれている」と思い込みがち。
その“特別感”が、INFPの心を一気に沼へと引き込んでいきます。

恋愛沼パターン

自由を愛するENTPの気まぐれな行動や連絡のムラに翻弄されても、「忙しいだけ」「本当は優しい人」と都合よく解釈してしまうINFP。
どれだけモヤモヤしても、「私が支えなきゃ」という思いが手放せず、気づけば自己犠牲のスパイラルに陥ってしまいます。

気をつけたいこと

ENTPの自由さはINFPへの愛情のなさではなく、単に生き方のスタイル。
それでも、INFPがずっと我慢していてはバランスのいい関係にはなりません。

「わかってもらいたい」と願う気持ちは、口にしなければ伝わりません。
相手のペースに合わせすぎる前に、自分の感情にも正直になって。


INFP × INFJ|わかり合えるはずが、沈黙のすれ違いに

惹かれる理由

同じ「理想主義者」同士であるINFPとINFJ。
内向的で深い洞察力を持つINFJに対して、INFPは「ようやく心の奥でつながれる相手に出会えた」と感じます。

沈黙すらも心地よく、「言葉がなくても通じ合える」と錯覚しやすい相性です。
その静かな共感に、INFPはどんどん惹き込まれていきます。

恋愛沼パターン

INFJの慎重で曖昧な態度に、INFPは「きっとこう思っているはず」と期待を重ねがち。
ところが、その“察する恋”はやがて誤解や遠慮を呼び、「何を考えているのかわからない」という孤独へと変わっていきます。

「あのとき言ってくれればよかったのに」という思いが募り、相手に言えないまま自分の中で我慢が限界を超える…そんな静かな沼にハマりやすい関係です。

気をつけたいこと

どれだけ相手と感性が近くても、「言葉にする」努力は必要不可欠。
相手の反応を見て遠慮するのではなく、自分の気持ちをちゃんと伝えることが、沼から抜け出す鍵になります。


INFP × ESTP|振り回されて疲弊。それでも目が離せない

惹かれる理由

ESTPはカリスマ性があり、自信に満ちた行動派。
INFPにとっては“まるで別世界の人”に見える存在であり、そのギャップに強く惹かれます。

特に、自分にない大胆さやリーダーシップを自然に発揮する姿に、「この人についていけば新しい景色が見えるかもしれない」と期待を抱きやすいです。

恋愛沼パターン

ESTPは思ったことをすぐ言うけれど、感情の機微には無頓着なことも。
INFPは繊細すぎる自分を隠して「大丈夫」と無理に笑いながら、ESTPに合わせ続けてしまいます。

刺激的だけどどこか苦しい。だけど、また会えば惹かれてしまう。
この“感情のジェットコースター”が、抜け出せない恋の沼をつくります。

気をつけたいこと

追いかける恋はスリルがある分、自己価値を見失いやすいもの。
相手に合わせる前に、「その恋の中で自分は幸せを感じられているか?」を立ち止まって問うてみて。


INFP × INTJ|知的な静けさに惹かれ、感情が届かず苦しくなる

惹かれる理由

静かで論理的。決して感情的にならず、冷静に物事を見ているINTJは、INFPにとって神秘的な存在。
「この人には深い内面がありそう」「きっと心の中はあたたかいはず」と、まだ知らない部分を理想で補完してしまいます。

恋愛沼パターン

距離感を崩さないINTJに「私の気持ち、伝わってるのかな」と不安になりつつも、「この人はこういう人だから」と我慢しがち。
話し合いたくても、論理で返されて傷つくこともあり、自分の感情をうまく表現できずに内側でモヤモヤが膨らんでいきます。

気をつけたいこと

INTJには“気づいてほしい”より“伝えてほしい”のほうが効果的。
理想の恋に酔いすぎず、現実の相互理解を積み重ねていくことが、苦しさからの脱却につながります。


INFP × ENFP|分かり合いすぎて共依存に…?感情の増幅注意

惹かれる理由

ENFPとINFPは、感情表現が豊かで想像力が強く、理想を語り合える「魂レベルの相性」。
話しているだけで癒され、楽しくて、あっという間に心の距離が縮まります。

「この人だけは私をわかってくれる」と思いやすく、恋に落ちるまでが早いタイプ同士です。

恋愛沼パターン

お互いに感情を受け取りすぎて、片方が不安になるともう片方も沈んでしまう“感情共鳴”が強すぎるペア。
また、現実的な話(お金、将来、生活)になると、どちらも逃げ腰になりがちで、関係がふわっとしてしまう危うさも。

気をつけたいこと

共感しすぎる関係は、心地よいけれど“自分を見失いやすい”関係でもあります。
あえて一人の時間を大切にし、相手との“健全な距離”を保つことで、依存ではない愛情に育てていきましょう。


おわりに|「惹かれる理由」と「自分の傾向」を知ることから

INFPが恋に深くハマるのは、それだけ真剣で誠実な恋をするから。
けれど、純粋さがゆえに、相手に“理想”を重ねすぎてしまうことも少なくありません。

「この人なら変わってくれるはず」「私が我慢すればいい」――そんな思考のクセに気づいたとき、初めて自分の恋愛パターンを変えることができます。

誰に惹かれるかは止められないけれど、
どんな恋愛を選ぶかは、いつだって自分で決められる。

あなた自身を大切にできる恋愛へのヒントになれば嬉しいです。